審美歯科の失敗しない選び方~その1
「審美歯科」「美容歯科」という言葉を耳にするようにはなってきていますが、実は現在の法律では、これは正式な診療科目とはなっていません。
歯科医院の看板に表記していいのは、「一般歯科」「小児歯科」「矯正歯科」「歯科口腔外科」の4つだけ。
したがって、ホワイトニングやインプラントの治療を積極的に行なっている場合は、ホームページや医院内の診療内容紹介などに詳しく書いてあるはずです。これが、患者の側にしてみれば、審美歯科を探しにくくしているとも言えます、
もちろん、「審美歯科」と書かれていない普通の歯科医院でも、ホワイトニングは可能です。また、都会ならデパートの中にある「ホワイトニングサロン」のような場所でもできます。
ただ、安全に、納得のいくホワイトニングを実現したいなら、やはり施術を受ける場所をきちんと選ぶ必要があるでしょう。
ホワイトニングの施術自体は、歯に漂白薬を塗って、光を当て、最後にクリーニングするだけ。いたってシンプルで、ほかの治療ほど歯科医師の腕によって仕上がりに差はないように思われます。
でも、実際は、満足のいくホワイトニングと、不満の残るホワイトニングに分かれてしまうのはなぜでしょう?
ホワイトニングで重視されるべきことは、希望の白さに近づけること、そして痛みを感じさせないことです。
そのために大切なのは、施術前のカウンセリング。
歯の性質によって、知覚過敏が起こりやすいと判断すれば、薬剤の濃度を薄めにしたり、フッ素を混入したりします。また、テトラサイクリンなど薬剤による強い変色がある歯には、時間をかけてホワイトニングする治療計画を立てます。
要は、基本の治療法があって、それを患者の歯の性質や生活習慣、希望する治療期間に応じて、適切に変形させていけるかが、医師の腕の見せどころなのです。
こういった判断を適切にできるかどうかは、症例をどれくらい多く経験しているかで決まります。
「美容歯科」という講座を設け始めている大学も出てきているようですが、基本的にホワイトニングは歯科大学の授業では教えません。
ですから、卒業後独自に勉強した歯科医師だけが、審美歯科を掲げ、患者に適切な治療を行なうことができると考えてください。
熟練した医師かどうかは、だいたい次のような点で判断できるでしょう。
1)歯の状態を見て、知覚過敏の可能性やどの程度まで白くできるかを、きちんと説明してくれるか
2)カウンセリングの際に、わかりやすい資料を提示してくれるか
3)いくつかホワイトニングの方法をメリット・デメリットを含めて提示してくれ、患者が選択できるか
4)日本歯科審美学会、日本歯科漂白研究会などに所属しているか
5)カウンセリングからアフターケアまで、1人の医師が責任を持って担当してくれるか
まずは、歯科医院に足を運び、カウンセリングを受けてから、そこでホワイトニング治療をするか決めても良いでしょう。カウンセリングに料金をのせるクリニックも、あまり親切なクリニックとは言えないという、ひとつの判断基準になります。
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