歯の内側に原因がある場合
もともと歯の色は「真っ白」ではないにしても、人と比べて、あるいは以前の自分と比べて、色がくすんでいるなと感じている人は多いでしょう。
歯の変色の原因は、2つに分類できます。
歯の内部からの「内因性変色」と歯の表面からの「外因性変色」。
まずは「内因性変色」について見てみましょう。
その原因には、主に次のようなものが考えられます。
1)加齢による変色
日々の食事で歯を使うことによって、また歯磨きを繰り返すことによって、エナメル質が次第に薄くなって透過性を増してきます。
すると、下にある象牙質の色がより濃く浮き出ることになり、歯が黄ばんだり黒ずんだりして見えてしまうのです。
また、象牙質自体も、肌の老化と同じように加齢による新陳代謝の低下が起こり、色が濃くなって、歯を黄色く見せている場合もあります。
そのほか、エナメル質表面に細かな傷やすり減りが増えることによって、そこに色素が沈殿しやすくなり、歯の変色を招いていることも。これは「内因性要因」と「外因性要因」が結びついた結果の変色と言えます。
2)神経を取ったことによる変色
虫歯の治療や事故による歯の損傷で、神経が死んでしまうと、象牙質に栄養がいかないため、時間とともに歯が内側から茶色く変色してきます。これも、一種の歯の老化現象と言えるでしょう。
3)抗生物質(テトラサイクリン)による変色
1960年代~70年代生まれの人の中には、テトラサイクリンという抗生物質の服用が原因で象牙質が変色している場合があります。
いまは、8歳以下の子供には投与しないように警告が出ていますが、当時は幼児が発熱した際に、使用されていました。永久歯が生える7歳くらいまでの間に、この薬を長期間服用すると、その副作用として生えてくる歯が黒や濃いグレーになったり、歯と歯肉の境に縞模様ができたりしたのです。
加齢による変色以外は、程度にもよりますが、ホワイトニングだけで色を白くすることは難しい場合もあります。しかし、そのほかの方法で白くすることは可能なので、審美歯科で相談されると良いでしょう。
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